米国、「レアアース確保対策」まとめた文書公表


 米国と中国の貿易摩擦が激しさを増す中、中国では希少な資源のレアアースについて先月、経済政策を統括する国家発展改革委員会が米国への輸出を制限する可能性を示唆しました。

こうした中、米国商務省は4日、レアアースの78%が中国からの輸入に依存するなど、経済や安全保障にとって重要な鉱物資源35のうち31について、海外に依存しているとして、その対策をまとめた文書を公表しました。

文書は、米国政府がこれまで支援してきた、石炭からレアアースを抽出する技術や、海水からリチウムを抽出する技術などの研究開発を加速させるとしています。

さらにカナダやオーストラリアなどの同盟国からの輸入や米国内での資源開発などを推進することで、中国などへの依存を減らしていく方針を示しています。

ロス商務長官は声明で「重要な資源の供給が断たれないよう米国政府はかつてない措置を取っていく」としていますが、専門家の中には時間がかかり対策が遅いという意見も出ています。

米中の経済戦争が本格化する中、米国は、中国に勝ち抜く姿勢をあらためて示した格好となりました。

今後も、引き続き注視していきたいと思います。

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