菅首相、「会議に関心集まっているこの機によい方向進むなら歓迎」

河野行政改革担当相が、政府の事業全般の検証の中で「日本学術会議」の予算や機構などを検討する考えを示したことについて、菅首相は、内閣記者会のインタビューで「会議」の役割に関心が集まっているとして「これを機会に『会議』の在り方がよい方向に進むようなら歓迎したい」と述べました。

この中で、菅首相は「日本学術会議」の会員候補6人が任命されなかったことをめぐり、任命にあたっての考え方について「法律に基づく任命を行う際には、総合的、ふかん的な活動、すなわち広い視野に立ってバランスのとれた活動を行い、国の予算を投じる機関として、国民に理解される存在であるべきだということを念頭に内閣府などで議論をしている」と述べました。

また、昭和58年に政府側が「形だけの推薦制であって、学会の方から推薦をしていただいた者は拒否はしない、そのとおりの形だけの任命をしていく」と答弁していることに関連し「任命権者たる首相として、責任をしっかり果たしていくという一貫した考え方に立ったうえで法律に基づいて任命を行っていて、解釈変更を行っているものではない」と述べました。

さらに菅首相は、今回の任命にあたって安倍前首相からの引き継ぎはなく、一連の流れの中でみずから判断したとしたうえで、先月28日に決裁し、その直前に、任命する99人のリストを見ており「会議」側が推薦した105人のリストは見ていないと明らかにしました。

そして、記者団から「今後、6人を任命することはないのか」と問われたのに対し「今般の任命手続きは終了したと考えている。変更することは考えていない」と述べました。

また、記者団が「任命にあたり、個人の思想は影響するのか」と質問したのに対し「それはない」と述べました。

菅首相が任意的に任命しなかったのであれば、問題だと思います。今後の任命問題の推移を、注視していきたいと思います。

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